聖心の布教姉妹会について
聖心の布教姉妹会とは
会の精神
1.イエスの聖心の愛を宣べ伝える
2.世の聖化のために各々の賜物を生かす共同体
3.謙遜
聖心とは
わたしは地上に火を放つために来た。
その火が早く燃え上がることを願っているという
聖心の愛の火を点火され愛のいけにえとなり、神と教会への奉仕に身を捧げます。
創立者
ヨゼフ・ライネルス師
(1874-1945)
ドイツに生まれたヨゼフ・ライネルス師は、1907年に神言修道会に入会する。
師は司祭として学者の道を選ばず、司牧宣教を望んで1909年に日本に派遣され、その使命に生きた。
それは師が、日本でも真の神が知られ、祟められるように、という熱い想いにかられてのことであった。
師は、初代新潟教区長の任にあったとき、
日本の宣教には日本人の働き手を必要とし、邦人修道会の設立を望んだ。
それが1920年5月30日、秋田において創立された「聖心愛子会」、後の「聖心の布教姉妹会」である。
師によって日本に蒔かれた種は大きく成長し、明るく単純で謙遜な霊性をもつ聖心の布教姉妹会会員へ引き継がれ、
今や海を越え、聖心の愛を伝える使徒は世界へ羽ばたいていく。
会の使命
1.人々の救いのために、貧しい人、
苦しむ人に寄り添い続け、共に生きます。
2.自己の聖化のために「喜んでする奉仕」の心で、人々と共に生きます。
それは同時に「キリストと共に十字架に」向かうことであり、愛・喜び・平和を生みます。
3.創立の精神を深めながら、時のしるしを識別し、教会と共に宣教の使命を果たしていきます。
聖心の布教姉妹会への入会条件
-カトリック教会で洗礼と堅信の秘跡を受けており、教会法上問題のない独身女性であること
-キリストからの呼びかけ(召命)を受けていること
-健康で、共同生活に適応できること
-18歳~40歳であること
-高校卒業程度以上の学力を持っていること
聖心の布教姉妹会の歩み
1920年5月30日 | 秋田において、初代新潟教区長神言修道会員ヨゼフ・ライネルス師によって「聖心愛子会」の名称のもとに創立された。 |
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1926年7月2日 | ローマ聖座から、1920年にさかのぼって修道女会として正式に認可される。 |
1938年4月29日 | 本部及び修練院を神奈川県藤沢市に移す。 |
1945年8月28日 | 創立者ライネルス師、神言修道会多治見修道院にて帰天。 |
1946年 | 藤沢に聖園子供の家、聖園ベビーホーム、母子ホーム、聖園幼稚園、聖園女学院(小・中・高)、等々設置。 |
1970年 | 第2バチカン公会議の刷新に沿って会憲改正。 |
1976年1月1日 | 会の名称を「聖心の布教姉妹会」と改める。 |
1985年4月7日 | 聖座より新会憲の永久認可を受ける。 |
1981年~1989年 | 本部修道院と聖堂その他、新築完成 |
1990年5月30日 | 「創立70周年記念誌」を発行。 |
2008年4月29日 | インドネシア・フローレス島エンデ修道院設置。 |
2009年 | 会憲改正を行い、2010年10月1日付けで聖座から承認を受ける。この頃から事業所の縮小と新たな使徒職を求め、海外にも拡がっていく。 |
2014年11月 | ベナン(アフリカ)ダサズメ修道院設置。 |
2017年7月 | ホーチミン(ベトナム)トマス修道院設置。 |
2020年5月30日 | 「創立100周年記念誌」を発行。 |